2008年8月6日付の読売新聞によると、
文部科学省は、深刻化する医師不足に対応するため、2009年度の国公私立大学医学部の総定員を、2008年度の7,793人から約500人増やして、ピークだった1982年の8,280人程度にすると発表しました。すでに、179人の増員は決まっているため、残りの約320人の増員を目指すことになります。
具体策として、文科省は、毎年6月末が期限の定員変更申請を10月末に延期し、今後、増員を希望する大学に、9月22日までに定員増計画の提出を求める。計画を検討し、年末までに増員を認めるかどうかを決定することにしている。
医学部の増員は一見すると有効な対策のように見えますが、卒業生が現場で活躍できるまでには相当の年数を要し、すぐに効果が表れるものではありません。さらに、こんな意見さえもあります。
何故今医学部増員なのでしょう?
今18歳の高校生が戦力になるまで10年以上かかります。1人で基本診療が出来るようになるには15年から20年は見ないといけません これから人口も減るのに何故医学部増員なのでしょう? 受験人口もピーク時の6割です。医学部のレベル低下が懸念されます。今一番しなければならないことは訴訟対策、女医の有効活用など、現在いる医師の待遇改善に予算を費やすのが先決では無いでしょうか?
何故医師不足になってしまったのでしょうか?
この問題の原因をしっかりと認識しておく必要があるようです。
それは初期臨床研修が始まり2004年から2006年までの2年間にわたり、新規保険医が増えなかったことが一番大きな問題です。つまり2年間で16,000人あまり医者が作られなかったに等しいのです。これを今から取り戻すことは不可能です。
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