医師が第一線で働けるようになるまで少なくとも10年はかかりますが、それでも長期的にか考えて医師不足を解消するためには、医学部の定員を増やすしかありません。あとはその間どうしのぐかが問題です。まず考えられるのは、医師の資格を持っている女性医師の現場復帰です。
女性医師が現場復帰しやすいように育児と両立できる職場作りが模索されています。しかし、医療現場の現実はますます厳しさを増しており、ワークライフバランスを今すぐ確立するのは難しいようです。
厚生労働省の「安心と希望の医療確保ビジョン会議」が医師不足への対応策としてまとめる提言の骨格が明らかになりました。勤務医の負担を和らげるため、産婦人科や小児科の医師数の増員に向けた数値目標の設定や女医の積極活用などを盛り込ンでいます。勤務医1人当たりの負担が増している現状に対応するのが狙いです。
最大の柱は医師増員に向けた数値目標の設定。とくに医師不足が深刻と指摘される産婦人科と小児科などについて、中長期的な目標を盛り込んでいます。産婦人科は2006年の医師数が1万74人と1994年(1万1391人)から1割余り減っています。小児科の医師は増えていますが、勤務医が不足して救急医療の体制が整わない地域が増えています。
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